大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

内覧会の住宅工事風景その2

ついに本日内覧会が開催いたしました。
残すは明日の、4/3(日)の開催を残すのみとなりました。
まだの方は是非お越し下さい。



今日は内覧会住宅に使用された、
各素材や、柱・梁をクローズアップします。
内覧会で探してみてください。


大黒柱


現在はあまりつかわれなくなった「大黒柱」。
この住宅では7寸角(ナナスンカク)という大きさの柱をつかっており、空間の中で際立っています。
ちなみに1寸は約3センチ。つまり21センチ角の柱。



梁丸太


昔の民家がもっていた、おおらかさや伝統的な重みのようなものを
現代の住宅にも持ち込めないかと考え、昔の工法で昔ながらの組み方をしています。



弁柄漆喰(ベンガラシックイ)


室内は基本的に白い漆喰で統一されています。
その中にアクセントとして、赤色の壁を挿入し、メリハリを付けました。
写真は色の調整を行う為に作った、色見本のサンプルです。



素焼きタイル


一般的にはテラコッタと呼ばれている素焼きのタイルです。素焼きなので、色にムラがあり優しい風合いです。
今回はタイルとタイルの間の目地に一工夫を行い、目地材に色や混ぜ物を加え、空間を特徴的なものにしました。



色ガラス


透明ガラスを、キャンバスに見立て、知人である画家の方に描いていただいた
現代風のステンドガラスです。
冬の日射角度が低い時には、ステンド越しに色づいた光が室内のずっと奥まで、すーっと射込みます。




…さて、他にもありますが、展覧会で見られる個性豊かな空間の主役・脇役を紹介しました。
紹介と言っても文章と簡単な写真だけですので、是非現地へおいでいただき、
「本物」を見て楽しんでいただけたら嬉しく思います。
くどいですが、明日で終了です!






ゆあさ