さてみなさま、
前回のブログのおさらいです。
問題:
古民家によく見られる縁側空間ですが、
何やらよくみるとここのお宅は少し細工がしてあります。
コレです!
一体何のために穴が空いているのでしょうか?
正解:
こうなって・・・
こうなると完成形です。
縁側空間でいったん土足にならないと母屋には行けなかったのを
板一枚を(橋に見立てて)架け渡すことで、縁側から縁側への移動を容易にしています。
安藤忠雄さんの有名な「住吉の長屋」もいったん自然に開放されたブリッジを渡る住宅ですが、
こちらはバランス感覚も求められる、もっと過酷な建築装置です。
でも、なんとなくユーモラスで昔の人のおおらかな生活をそうぞうできる遺構です。
古民家検定出題の住宅は
永富家住宅でした。
兵庫県たつの市揖保川町にある江戸時代後期に 建てられた庄屋で、
特に玄関土間上部のうねる丸太は大変美しいと思います。
話はややヨコミチにそれますが
施主さんから美しい大根をいただきました。
前述の永富家のシックイ壁にまけない大根のぽってりした白さ。
なんであんなに優しくうつくしいのでしょうか。
おなかがすきました。
ゆあさ