大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

建築と廃棄物

ことこと電車でゆられながら、鳴子温泉駅を目指します。
その駅のさらに向こうに、目指す加工場はあります。


加工は来月の棟上げにむけて進んでいます。
今回のプロジェクトは、古い蔵を譲り受けて
それを如何に活かしていくかが大きなポイントです。


しかし、古材故に解体後激しく傷んだ部材がまま発見されます。
こういう状態を見ると、木は本当になめてかかると
怖い目に遭わされるんだろうなと、背筋を正されます。



使用できる物はなるべく再使用し、
ダメな物は、一部傷んでいる箇所だけ新材で補強します。
今回は補強用の新材も、色味を整える為に古材を再製材し、使用しています。


これが、このプロジェクトで使う予定だったのに
激しい痛みに寄り使用できない材料達。
でも、質のかなり良い木なので、コミ栓等に再利用しようかと考えています。



帰って仙台市内。この日は定禅寺ジェズフェスティバルが開かれていました。
普段のまちが、歩行者天国に変わるだけで、なんとも気持ちのいい空間に変化しています。

この建物が仙台の街のど真ん中に建つことで
その一角の雰囲気がガラリと変わってしまえば良いのにと思っています。


ゆあさ


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