よくインテリアと建築の違いってなんですか？って聞かれる訳ですが
いまだにはっきりとした答えは個人的にわかりません。情けないですねー。
なんとなくの気分としては、インテリアってお洒落なことばでなくて
昔からある「設え(しつらえ)」という言葉だとわかりやすいですね。
そう捉えると、建築ってことばには境目なんかなくて
どこまでも、つらつらと繋がっていくようなイメージになります。
店舗設計等の場合とくに、
インテリア(内装)と建築の領域について
考えさせられます。
一般的には建築本体工事と内装工事は別々な業者が施工します。
設計者は、建物をつくってお役御免なケースも多々あります。
でも本当ならば、建築家はそのようなケースでさえ
しぶとくかかわり続けることで初めて
一つの空間を生み出せると思います。
分かりやすくいいますと
建物が大きな五線譜だとすると
建築の中に存在する全てはその五線譜の中に描かれる音符です。
目に見え、感じる空間のイメージが音楽です。
イスも、つくえも、厨房機器も、お茶碗も、絵も、庭木さえも
すべてから音がうまれ、一つのオーケストラになっている。
そんな空間にするべく、業務にコミットできる経験値をあげていきたいですね。
ゆあさ
