大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

利休にタズネヨ

「ここは、この高さでいいでしょうか?」
と棟梁がたずねます。

現場では様々な職人・施主・監督と設計者のやり取りが行なわれます。

私達設計事務所の人間が、現場を訪れる理由は
現場でしかわからないモノが必ずあるからです。

大概のことは図面に記されています。
が、しかしその現場に立ち、長い時間佇んではじめて
見えてくる空間や、納まりがあります。
図面通り、間違いなく仕上げて下さる腕利きの職人さん達に
かなりの面倒をかけながら修正を繰り返し
その内、作り手と設計者と施主の三者で意見を積み上げながら
素晴らしい建物になりつつあります。

職人達からたずねられる設計者はその答えを
自ら記した図面からは勿論ですが
建ちあがろうとしている場所を訪ね
建物そのものに訊ねることで、よりベストな選択をしたいと思います。



仙台のことを深く考えるために昼はベストな場所に移動。
見事な答えが得られる筈です。

「牛タン炭焼き 利久」

利久ヲたずねよ。
仙台は噛みコタエ満点。

利久にサランヘヨ。



ゆあさ