打合せで東京に行ってきました。
いやー、シャレとりますね。
東京駅で水出しコーヒーなんぞをすすりながら
打合せしてきました。
東京駅は、ほぼ国家的プロジェクトとして復原され
ビルのど真ん中に異様な程クラシックな姿が現れています。
変わらないものと
変わって行くものが共存している街は
やっぱりいいなと思います。
都会において、近代的な建物は古い建物との時代のコントラストが強くて
視覚的にわかりやすい一方
田舎では、都会より時の進みはゆっくりで
古き良さも、新しき良さも非常にわかりヅライ一面があります。
僕たちから見れば一軒一軒が
様々な時代を生きた建物に見え、それぞれに価値を見いだすことができますが
一般的には、ただただ、古い、魅力を失いつつある田舎の風景として
認識されがちです。
そう新しくもない、古ぼけた家がいっぱいある田舎の状況に置いて
民家をベースにした大角設計のデザインは
視覚的に新しい時代に相応しい建物かどうかがわかり辛いはずですが
幸いにも多くの方が、時代を超えて行ける「本質的な美しさ」を求めて
設計依頼をいただいています。
東京駅から丸の内へ向かうまでの並木通りは
歩行者天国となって、多くの方が気持ち良さそうに憩っていました。
近代的な都市も、田舎も
未来も過去も、人間がもとめる美や気持ちよさの拠り所は
かわらないよナァと、
都会に似つかわしくないほどの蝉時雨にびっくりしながら
考えさせられました。
ゆあさ