大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

光 ふる まふ

だいぶん暖かくなったとはいえ
東北の現場はやはり、わたしには寒い。

めざす建築は、あの蔵王山の麓の山裾にあります。



一日中、打合せを現場でしていると
知らぬ間に、寒さに堪えるために
食いしばった奥歯と、凍えた筋肉の変化を感じるにつれ
「芯まで冷える」の文字通りの意味がわかります。

ホテルに戻って、熱湯に近い風呂に長時間入らねば
確実に風邪を引きそうです。









東北の現場の光は
日本の中では比較的に透き通った光です。

雪にバウンドした光が室内に届き
光が空間に溶けこむ時
この場所に相応しい設計が出来ているかどうかが
問われている気がします。


光がモノに溶け合う瞬間は
とても美しく、寒さや、現場までの距離を
忘れさしてくれます。

ただ、美しい
という、一番大事なことを光は教えてくれます。




さながら、
麺王みらいの中華そばの琥珀のプースーのように‥

ンめごだぁ〜





もう一つ、光と物質の関係についての興味深い展覧会開催中です。
山口敏郎展。岡山県岡山市のカフェZにて。明日4/16(日)までです。
ラスト一日。是非。




ゆあさ