竹を使って建築に取り込んだ意匠を考えています。
この建物は本当いたるところに竹が使われています。
竹はまっすぐ伸びるイメージだと思いますが
建築用材としては、竹の節々も含め、結構ウネウネデコボコ
扱いの難しい材料です。
ですがそれを隙間に日光を取り込むことで、
ウネウネデコボコの隙間から放たれる光と影は
面白い味わいある表情となります。
丸竹でも長いのやら短いのやら。太いのやら細いのやらら。
もう竹で城でも建てちゃうんじゃないかって勢いです。
もうやんちゃな竹城ですよ。本当に。
でも写真を見てもらうとわかるように
節がボッコボコです。この癖の強さ。どうデザインとして調理するんかナァ。
大工さん悶絶の作業になること間違いないですね。
とはいえ、この現場に限っては、他の材料も曲者揃いすぎて
なんだか竹が優しい素材に見えたりして。(んなわきゃない)
竹から漏れる光は
昔の民家では一般的によく見た意匠ですが
現在はめっぽう見なくなりました。
完成の時に他の意匠と呼応して
どのように見えていくのか。今から楽しみです。
ゆあさ