大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

立ち返る

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図面を年末に向けてあわただしく進めています。

 

図面を描く時に最初に大角設計で行われるプロセスは

大角のスケッチが最初です。

 

スケッチを見ると

大角が何を考え、何に悩み、何を実現しようとしているのかが

スタッフは感じることが出来ます。

 

それを、施主の希望や、予算、法律などといった

与条件と整合するように

すり合わせながらまとめていきます。

 

 

ですが、そうして現実と理想のあいだでイメージを具現化していくと

どうしても縮こまった、平凡なものに収束しがちです。

自分の理解度の中だけですすめてしまうので

「見たことある」かたちになりがちです。

 

もちろん経験則からくる積み重ねのデザインも大切なのですが

施主は毎回毎回はじめての人ですし、

各施主のために「初めて」の一軒をデザインするわけですから

心をまっさらにして、線を描いていきたいですよね。

 

 

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そんなわけなので、大体図面が進んできたところで

もう一度敷地に行ってみて、

素直な気持ちで案と、敷地と向き合ってみます。

 

そうすると不思議なもので

設計者はなんだかワクワクしてくるんですよね。

 

いい家になりそうです。

楽しみです。

 

 

ゆあさ