大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

家を創るを考える1

 

2023年1月21.22日の二日間に渡って住宅見学会を開催いたしました。

大勢のさまざまな立場の方に「家を創ることを考える」機会になり嬉しく思います。

 

家づくりを考えている、もしくは勉強中のかたも大勢いらしていただき、

情報交換の場となりました。

 

そのなかで印象的な質問があったのでいくつかご紹介いたします。

 

 

 

話題1:

「家づくりをはじめるとき何を勉強すればいいですか?」

 

設計事務所として回答さしていただくとすれば、

知っておくべきことはたった一つです。

 

それは、「家づくりの正解は1つであると思い込むことは間違い」だということです。

もう少し正確に言えば、

「全ての人にとって共通となる家づくりのたった一つの正解は、

残念ながら存在しない」ということです。

そのことを知ることが、第一歩かなと思います。

 

あるとすれば「ひとり一人にとって、人数の数だけ、個別の処方箋があるのだろうと思います。」

 

 

 

来場いただいた方は、どんな家が自分にとって素敵なものになるのか。とか、

自分の家がいいものになればいいな。と願っています。

 

でも、ほとんどの人にとって、家は生涯で一度くらいしか建てません。

 

なので、何が正解かわからないまま、

ずっと不安な状態が続きます。

 

 

それなのに、家づくりを勉強しようとし始めると、

最初に目につくのは「失敗しない家づくり」「失敗しない家選び」などの

心の不安を煽るような情報が世の中にあふれています。

 

 

「失敗しない」=「正解がある」そう思い込んでしまいます。

 

 

なんども言いますが、家を建てる時に、勘違いしやすいことは、

「正解は1つしかない」と思い込むことです。

 

 

大きな金額が動くものなので、そう思って、ありもしない

1つの答えをピンポイントで探すことは仕様のないことかもしれません。

 

逆に言えば、

「これが答えだ!」と勘違いさせることが建築業界の思惑であり、

そうすることで、「大量に・早く・半自動的に」家を販売することが可能になります。

 

 

モデルルームやCM,メディアなどではある程度のニーズを

「最大公約数というドレッシング」がかかった家が宣伝されます。

 

その情報がぴったりの方も勿論いらっしゃると思いますが、

立ち止まって、本当に個人個人(あなた自身)に向き合っているものなのか?じっくり見つめることも必要かもしれません。

 

 

 

 

 

 

話題2:

「自分の好みを実現してもらう為に、

どんな建築会社を選べばいいですか?」

 

 

 

次回のブログにつづきます。

 

 

 

 

 

 

ゆあさ