大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

いたしい

月に1度くらいブログに現れると噂の「ゆあさじゃないほう」です。

昨年はご近所周りを専門としていましたが、
今年に入って島専門に変わりました。瀬戸内海を横目に見る機会の多いこと。

3月頃撮った因島大橋です。

大角設計としては約10年ぶりの因島での仕事です。10年前と同じ工務店にお願いしました。

コの字型配置で屋根が5つある上に、周囲にぐるりと下屋が回っているというE難度の屋根なので
ここ(↓)から

ここ(↓)までの道のりがかなり長かったです。因島弁でいうと、かなり「いたしい」そうです。

窓から見える2棟はムクっています。板金屋さんが丁寧に押えて葺いてくれました。
途中で葺き方(アポロ→立ハゼ)変えてあるし、いたしいところだらけ。

選手兼監督の棟梁を筆頭に、職人さんたちがみんな本当に丁寧な仕事をしてくれています。
真面目で良い職人さん達ばかりで、本当に頭が下がります。
面倒なことをお願いしては「いたしいね」ばかり言わせてます。

やり直しをお願いしたり、意見がぶつかったりもしますが、
いつも「いいものを作ろう」としている風が吹いているので、
とても気持ちのいい現場です。

ちなみに、いたしい≒むずかしい だそうです。
久々のブログはいたしいなぁ。

おの