昔の建物にメンテナンスに行って参りました。
ほぼ設計監理する建物の割合が、大角設計室の場合
木造がほぼほぼ100%な訳ですが、
ごくごく稀に、その他の構造方式で設計する時があります。
僕が学生時代に大角設計に出入りしているころ
ちょうどこの建物の設計がたけなわでしていろいろ関わっていたので
懐かしく現場を訪れました。
写真左の背の高い建物は特殊な設備を入れるため
設計担当になった時に、
使い勝手や必要とされる空間がイメージし辛くて
苦労した思い出が昨日のように鮮明に甦ります。
でもこの広い施設の中で一番の思い出の場所といえば
「ココ」!
と言い切れるのが・・・・・
この場所です!
・・・・この建物のたつ敷地入口の
門扉ですね。
非公式ながら、大角事務所にきて初めて関わらしてもらった
大切な私の初仕事です。
学校では、門がどうやって出来ているか教えてくれませんでした。
色はどうしたらいいの?
高さはどのくらいがいいの?
素材は何で行けばいいの。厚みはどのくらいが適切?
重たくて動きはスムーズかな?
・・・等ナド・・・
そんな、物が出来上がる当たり前のプロセスを
全く知らずに学校に通っていたんだなと痛感させられた
会社の入口が、私にとっての社会の入口となったのでした。
今でも、たまにこっそり見に行っては
また頑張ろうと、心を奮い立たせています。
ゆあさ