これまでのおさらい
現場監理を設計事務所は行います。
あーでもない、こーでもない。と図面では伝えきれてない情報を
共有し、同じイメージに向かっていくためです。
そんなやり取りの楽しさが、煩わしいという設計事務所もありますし、
楽しいという事務所もあります。
設計事務所は、最初の一本の線を引いている責任ある立場なので
単純に楽しいと言うよりも、プレッシャーのほうが多いので
現場監理の感じ方が、いろいろあるのだと思います。
ですが、現場監理には、突然に、素晴らしい日が訪れます。
この現場から立ち去ろうとしたとき、建物を振り返ると
「ああ、こんなにも思った通り美しく。」
そう思える瞬間が、時にあります。
「よし、なんとか今年もいい建物を作ることができた。」
と、ひととき、プレッシャーから解放される瞬間です。
別の現場に寄った時にも、
まだ、見ぬ建物の形を、ぽっかり広がる空き地と景色に重ねて見て
「よし、この次も美しい建物になる」
そう確信できる瞬間があります。
雪につつまれる東北に、足を運ぶだけの価値有る
現場が確かにあります。
今日までと同じように、明日からも熱心に。
ゆあさ
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