「暑さ寒さも彼岸まで」とよく聞きますが、晩夏侮りがたし。
ことわざ通りと思いきや昨日からの猛暑にノックダウン気味です。
大角事務所は最近コンペに参加しました。
コンペとは、たくさんの設計事務所が思い思いに建物を提案する設計競技で、
一番以外は全て負けというシビアな世界です。
そんな費用対効果の低いことをする意味とはどこにあるのでしょうか。
「迷ったら楽しい方へ」が性分の私
実務ではなかなかそんなわけにはいきませんが
コンペではここぞとばかりに楽しい方へ舵を切れます。
そういう意味ではこんなにワクワクすることは無いわけです。
インターンの学生とモルタルをこねています。(※模型製作風景)
鋳造模型なんか作ってみたり
スタイロを溶かしてみたり
そんなこんなで遊び倒してできた模型に湯浅先輩から一言
「うえにしくん…やりすぎや笑」と苦笑を賜りました。
とはいうものの
たくさんの提案の中で悪目立ちでも目に止まることが大事なはずです。
費用対効果の話に戻りますと
結果的にデザインの引き出しが増えていたり、
個々人のできることが増えていたり、
万が一選ばれたら仕事も舞い込んでくる、
むしろお得に思えてきました。笑
インターンに来てくれた子達にもたくさん手伝ってもらいました。(ものすごく助かりました!)
もっぱらインターンの子には模型を作って貰うのですが、
お施主さんに渡す模型は正しい完成形を目指して作って貰います。
言うなれば、考えたものを伝えるための模型。
一方でコンペの時には、作る行為が考える行為と並行、場合によっては先行する時があります。
言うなれば、作りながら考える。思考を拡張する模型なんです。
そのことを掴んでくれればと思います。
ともあれ
相当ギリギリでしたが無事提出できてよかったです。
成果物については審査後に書きます!
うえにし