このブログ記事の
これまでを振り返る
順調にすすんでますね〜。
また一つ、と或る家族のための家が上棟しました。
棟上げが終わろうとする夕刻です。
私たち大角設計室は
一軒の家が、大げさではなく世界を変えることが出来ると信じています。
だから、どの家もそんな一軒にしたいと
願っています。
この家の建っている家は、背後に本当に美しい山があります。
いつも車で横を通るたびに、雑木が適切な間隔を保ちながら
美しい陰影を帯びている姿に感銘を受けていました。
春先にここを通るときは
蕾のひらく美しい香りがします。
小さな家は、決してたった一軒の物語ではなく
敷地境界線を超えて
どこまでも続く、周辺の様々なものと呼応するデザインにすることで
魅力が何倍にも増幅していきます。
中での生活はどうでしょうか。
設計者の描くストーリーと
生活者の歩むストーリー。
お父さんのストーリーと
この家で育つ子どもたちのストーリー。
今と未来が掛け合わされる。
そんな一見すると当たり前すぎて
見逃しそうな当たり前を
いくつもいくつもを丁寧に
織り上げていけるような眼差しで
まだまだ誰にも見えないハズのかたちを
設計者は今日も思い描いています。
ゆあさ