大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

2014-01-01から1年間の記事一覧

とある事務所の蔵に やわやわ糸が夜な夜な紡がれているという噂。噂は本当です。 備中足守の地で、それは建築というにはあまりにも儚すぎますが 蚕の紡ぐ糸のようにしなやかで繊細な繭。 さぁ解き放たれる日が近づきました。 音も無く異国の地まで飛び放ちま…

掲載

浜松市の店舗 「旬蕎麦・うどん にはち」掲載されました。リンク先 →浜松経済新聞へ やはり地元の一般誌に載るのがイチバン広く、 一般の方に知っていただけるので嬉しいです。 ですが、お客が多過ぎても捌ききれないのでなかなか難しいみたいですねぇ。 店…

いなほ

いまこんな感じです。 あぁこの建物いーなーほー。 餃子の王将のヘビーユーザーには伝わると思いますが、 「イーナーホー」って言葉店内で飛び交いますよね。 今日はそんなブログです。 ■このブログの続き →永六輔へ■□このブログ前回のおさらい→おもっしょい…

おとうさん

おとうさん。またの名を「おやじ」。 仙台にて工事中のプロジェクトの話。家の中で「おやじ」って言ったら、やっぱり柱。 それも大黒柱でしょうか。 立派な面構えしておりますが、 少々ひねくれております。 じゃあお母さん「おふくろ」は誰なんだって事を …

おもっしょい

設計者は頭の中に、工事中既に完成イメージがある訳ですがヨウヤク、実空間がイメージに追いついてきつつあります。徳島の家の玄関ホールを通り 生活空間のメインとなる主屋に入ったとたん この風景が突如現れます。 少し視線をズラしただけで、今度は別の要…

だで、入ってくる

このブログ前回のおさらい→建築お品書へ 絶賛営業中の浜松の「旬蕎麦・うどん にはち」に行ってまいりました。 営業が平日11時〜14時半まで日曜は休みとなっております。だで、夕方営業時間が終わって 施主の方にお会いしました。 しかし、日中だけではこの…

ハード・夏

インターン学生頑張っております。 連日お盆も帰省時間返上で、茶室を造ってもらっています。模型を作り。 スケールアップして、作り方を考えて 実際の大きさで作ってみて。失敗して、 また図面を描いて、作って。をひたすら繰り返します。 自分が図面をかく…

嗚呼、夏休み

夏休み。いささかバテ気味でしょうか。 楽しみにしていた写真家・畑亮さんから 竣工写真が届きました。 *(撮影 畑亮)デイ。 *(撮影 畑亮)&ナイト。 夏休み遊びそびれた方々は是非倉敷美観地区へおいでんせぇ。おらがまち倉敷に遊びに来た際は 是非美観地区…

あわと消え

和紙という薄く頼りない存在を、 イメージそのままに 強く美しく自律させるむつかしさ。 悩んでおります。 ゆあさ

ボヤージュ

帰省ラッシュに便乗して、覆水も盆に返るとかいう噂のお盆。そんななか、大角設計室にはオープンデスクの学生さんが2人やってきています。初日には掃除を手伝い、恒例の合同ボーリング大会に参加 所長、スタッフは惨敗でしたが、 学生の1人が優勝してくれ、…

まとまり

大角設計室は分棟に建てる事が多い訳ですが 黒色に塗ると、不思議とカタマリのように 建築がむくむくとスゴ魅を増します。これに華やかな格子が加われば イメージ通りの家が出来上がります。もう少しで完成です。ゆあさ ■このブログの続き →おもっしょいへ■□…

おいしい灯り

室内の明るさにより 空間は千差万別に変化します。コンビニやスーパー。 ショッピングモール。 そんな明るすぎる環境が当たり前な日本人。たまに、ほのかな灯りがポッと浮かぶ 建物に入ると、 「ああ、こんな明るさで十分だよな」 と考えさせられます。 ゆあ…

台風に負けない

それにしても週末台風心配ですね。 傘とカッパをそなえた建物。 ゆあさ

数字と形

ただいま金額チェックして、調整しています。 設計事務所も工務店も、ハウスメーカーも、大工さんもみ〜んな 工事金額を計算し、設計します。 でも設計事務所が行なう金額計算・調整は他者がする場合と 大別して2点違いがあります。 1「第三者的に適正金額…

喫っ茶

茶をたしなむ空間。構想中。師匠チャヲ点てる。芸術家ノム。 ゆあさ

設計者の意図

野暮用で、久し振りに おかやま山陽高校に行ってきました。 建物に人を案内する時に いつも思う事は、 設計者の意図を人に伝えるのは難しいナァということ。そもそも建物は、使う人達のものであり 知る由もないとはおもいますが 設計者の意図を知ると良い事…

建築お品書

このブログ前回のおさらい→建築の声へ やりスギ? YES. 全て杉。 木目も色もサイズだって無限にある。 時が変われば変化も一様ではない。建築は自由だ。 だからといってここにのっている写真のマネをして 適当に組み合わせても、なかなか上手くいきません。…

表面的奥行きを超えて

視線は何かにぶつかる時 壁や、柱や、家具や人等に光が反射して、 瞳の中の網膜に像を結びます。見えるという事は 存在を知ることであり、安心感が生まれます。 そういった中で、ガラスは不思議な存在です。 存在するけれども、視線は透けて行き 存在は希薄…

水の如き

壁。 建築家は 「壁」 に付いて何を考えているのでしょうか。壁は元来美しい物でした。 貧しくても素朴で、手を合わせたくなるような。 いつしか壁は、地震に強いというふれこみを満たす為だけの「商品」と なっているのが現状の住宅産業では無いでしょうか…

里言葉

地方で建築を考える。 そんな時に大事にしている言葉があります。私は東北の地で、ある方に教わりました。 見た瞬間 雷打たれ 立ち尽くし (いたって真面目。七五調で) 渡辺さん。(棟梁の名前ではありません) ありがとう! ゆあさ ■このブログの続き →おとう…

ホットスタッフ

暑い日々が続きます。 暑さもデザインできる。そんな気にさしてくれる 畑の収穫物。 そんな日々の中 アツアツの計画案ありマス。 まぶしい。 ゆあさ

建築の声

このブログ前回のおさらい→蕎麦と饂飩と建築とへ まいた種は、いつかは刈り取る実りの季節がやってくるワケで。 そんなこんなで明日2014年8月1日をもちまして 「旬蕎麦・うどん にはち」開店致します。この手の飲食店は民家「風」だとか民芸「調」。和「風」…

老舗の刻

このブログ前回のおさらい→クラゲほのかに浮遊するへ 倉敷の皆様。お待たせしました。 設計・監理をしておりました、 「廣榮堂倉敷雄鶏書房店」が 2014年7月26日(土)午後よりオープン致しました! 夏の風が川面をすべり 蝉がかまびすしい倉敷美観地区。そん…

クラゲほのかに浮遊する

このブログ前回のおさらい→テンジョウへ 遂にオープン致します。 絶賛浮遊中。 このブログの続き →老舗の刻へ ゆあさ

蕎麦と饂飩と建築と

このブログ前回のおさらい→にはちへ 足掛け4年。ついに待ちに待ったオープン日。 来週に迫ります。植栽工事が少し遅れているようですが 次回現場に行く時は、雰囲気が変わっている事でしょう。 楽しみです。白い建物の客席はイス+テーブル席。 黒い建物の客…

たいようのハナ

山口敏郎さんの個展におじゃまして来ました。 文字通り「華を添える」役割を毎年仰せつかりまして 大角畑で収穫した向日葵で、会場のスミでごそごそやっています。 この華を添える役割は代々大角設計室の若手が受け継ぐ訳ですが 段々華を活ける事よりも、そ…

14

いよいよいよい よ。 新シリーズ開幕。「玄孫」。 乞うご期待。 出張の楽しみシリーズ。 今日の朝ご飯。納豆 イン ザ ♨卵。 こやじも見ています。 イよ! ゆあさ ■このブログの続き →里言葉へ■

まちまち

徳島。 浜松。 倉敷。 仙台。 どのまちもどの建築も たのしくて たいへん。 すばらしい。 ゆあさ

先生

高知にいってきたぜよ。 再生工事に興味のある方としっかりお話できて楽しかったです。 たまたま知り合った学生に夏休みオープンデスクに来ていただくことも決まり いろいろ収穫がありました。 高知駅です。 建築家内藤廣が設計監理した建築。 前から興味が…

天井の上の力持ち

今日は蒸し暑かったですねぇ。 そんな中、朝から実測調査に向かいました。今回は大角設計もブラジルよろしく10番不在のチーム編成。 ついに小屋裏実測デビューしました。 暑い汚い危ないa.k.a小屋裏。 実はずっとやってみたかったあこがれのポジションです。…