大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

2014-01-01から1年間の記事一覧

刻み

前回までのおさらい o-sumi.hatenablog.com 伊豆の現場は基礎工事と平行して 大工さんが丸太を刻んでいます。 この作業の打合せは なぜだかとても楽しいです。 木は、手技を間違いない方向に結べば 必ず振り向いてくれます。 そんな確信があるからでしょうか…

ロイミュード

仙台にUFO襲来です!みんなでモチのロンやっつけろ!外気温は8度の予報。 モチ、まきますが、腹巻きも必要かもです。 ドライブついでにみちのくの方はぜひ。 場所:仙台市青葉区本町2丁目 家具の大丸さん前 日時:10月29日15:30〜 餅の量は当日の晩飯になるく…

インテリアデザイン

よくインテリアと建築の違いってなんですか?って聞かれる訳ですが いまだにはっきりとした答えは個人的にわかりません。情けないですねー。 なんとなくの気分としては、インテリアってお洒落なことばでなくて 昔からある「設え(しつらえ)」という言葉だとわ…

愛情に等しく

メンテナンスに行ってきました。 老朽化により、シックイがはがれたようで その補修のためです。 僕が入所するもっとずっと前に設計された家ですが 庭木がどんと大きく育っていい感じです。 民家のデザインは時間と共に古美(ふるび)てきます。 これをただヨ…

モチしねげね

ハイイッ。仙台です。 来週10月29日(水)に上棟式(餅まき)を行います。 上棟式をするってことで、是非お越しくださいませ。 場所:仙台市青葉区本町2丁目 家具の大丸さん前 日時:10月29日15:30〜 餅の量は当日の晩飯になるくらいまく予定だそうです。 工事は順…

テレサテン(徳島の家最終回)

徳島に行ってきました。 瀬戸大橋の下を渡る瀬戸大橋線マリンライナーに初めて乗車。瀬戸内海は、いつ見ても美しい青い海。碧い島。蒼い空。 大好きな風景です。 徳島の家も竣工写真が出来上がってきました。 いづれまたHP上でアップ出来ればと思います。 建…

地祭

前回までのおさらい o-sumi.hatenablog.com 地祭(DIMATSURI)にしてやろうか。 世紀末にはきっとこう囁かれていたに違いない。 そんなこんなで台風にもめげず 地鎮祭執り行ってまいりました。雨降って、the Alfee。 世紀末の覇者(所長)は鎌をもって現れました…

海外めでぃあ

「茶室プロジェクト」がスペインでの日本文化紹介サイトに掲載されました(雑誌にも)!! "Chashitsu (Tea House) in Guadalajara" has been posted on the Web Page of the Information of Japanese culture in Spain. "このプロジェクトにおいては全ての要…

のんき

施主の家の庭がきれいダヨとききつけて 写真をパシャりに行きました。 秋の呑気にさそわれて 案山子といっしょに、カメラ小僧が! どちらかが人間です! 写真左手のダメージジーメンズは施主作の案山子。 呑気を通り越してリアル。 雀も焼き鳥にしそうな殺気…

現調

現場調査。略してゲンチョー。 行ってまいりました。 あらかた図面が出来た上で二回目の現調です。 描いてある建物の整合性を確認します。 一般的に建築家が作る家はキテレツなかたちをしている イメージがあるかと思います。それは何故か。 いろいろ理由は…

ムーディ

前回までのおさらい o-sumi.hatenablog.com 県外出張の時はいつも朝早くに街をウロウロします。その時に目に留まった建物。 「ミカラム」。 いいですね、ミカラム。 右から左のデザインです。 。ンイザデの群抜も側横のミカラムてしそ 伊豆の現場の看板はこ…

みただけジーン

いやー、ヨウヤク立ちあがってきました。 大都会のド真ん中で小さな、黒く、古びた矩体が かえって、ぴかぴかビルと対照的で新鮮です。 待ちゆく人達も「あれっ?前からこんナ建物あったかな?」 と思う程、敷地に根をはった建築になれるのは 本物の時間を堪…

イスパニア

トレド。(世界遺産) それは屋根の街。 セゴビア。(世界遺産) それは水道橋の美しい街。 倉敷。 それは水道橋博士の生誕地。 (タケシ軍団) 大角雄三noスケッチをもとに ゆあさ代筆

茶室プロジェクト

日本人的感覚では ただ四角い線を地面に引くだけで 異なった場所をつくってしまいます。今回の茶室はその延長線上として 天井から紙を垂らして 「茶室的場所/空間」をつくりました。 茶室を取り囲む無敵艦隊。 茶会の場所はスペイン グアダラハラ。 アート…

墨塗

いつの間にやら、秋。 男心と秋の空。それは一夜にして七度変わると言いますが 自然の移ろいは、一時の煌めきをもって 建築を祝福してくれます。今回は壁の杉板墨塗りに工夫があります。 時経つにつれ、その壁に秘められた美が浮かび上がるような 気がします…

茶の湯

おーい。お茶。 大茶会。ついにスタートです。 学生に手伝ってもらった茶室。スペインにて花開きます。 詳細はまた、後日。 ゆあさ

コーナー

大角設計室の建物は「和風」とか「和モダン」のような 言葉で形容されるのが一般的でしょうか。そういう表現をされるのが嫌な訳では勿論ありません。 それぞれの方に目に映る印象は様々ですし 率直な意見はおおいに参考になります。 でも本当はそんなカテゴ…

建築家全国大会

先週は岡山に全国から建築家があつまり 今後の建築家のありかたを協議する全国大会が開催されました。その際、全国からいらした建築家達に大角設計室の建物や 岡山の建築案内を行ないました。 みな、地方色のある部分に大きな反応が集まっていました。 また…

He's back

秋らしくなって来たはずなのにまた少し汗ばむ陽気の今日この頃ですので、 大角設計室も順番に風邪をひいています。みなさまお気をつけ下さい。さて、言わずと知れたアレの季節。 (これまでのアレ→2013-07-15 - 大角設計室ブログ) 近頃忙しくて現役を退いてい…

名残

好きな言葉は「はしり」と「なごり」。です。 日本には昔から「走り」「盛り」「名残」といった 移ろう四季を楽しむ便利な表現が用意されています。 一般的には「旬」という表現は多く使われますが その前後をあらわす「走り」「名残」がいかにも日本人らし…

建築と廃棄物

ことこと電車でゆられながら、鳴子温泉駅を目指します。 その駅のさらに向こうに、目指す加工場はあります。 加工は来月の棟上げにむけて進んでいます。 今回のプロジェクトは、古い蔵を譲り受けて それを如何に活かしていくかが大きなポイントです。 しかし…

漆黒の屋根

さて、能登に行ってきました。 日本三大瓦と呼ばれる物は 三河の「三州瓦」、淡路の「淡路瓦」、そして石見の「石州瓦」です。 幸いにもこの全ての地方で、それぞれの瓦を建築する機会に恵まれました。 建築と結びつくことによって、風土に育まれた美しさが…

陰と影

民家から学んだ多くのことの一つに 小屋裏の光があります。いや、正確には陰影と光でしょうか。 大学を受験する前、 デッサンの勉強を少しかじった時に初めて知ったのですが「かげ」には二種類あるという事。 それは「陰」と「影」。 「陰」とは光の当たらな…

はじめるラ

このシリーズ第一回目のブログおさらい o-sumi.hatenablog.com 新シリーズ「新築工事2014(伊豆)」はじめるラ。 今日からここが静岡での新しい住宅を 生み出す秘密基地となります。 楽しみで楽しみでしようがありません。 県外の現場は、何かと地元岡山での設…

主題

徳島で人形浄瑠璃を拝見しました。 写真はこの話を象徴する一場面。 娘が母を捜してはるばる阿波から大阪に出てきたのに 訳あって、母親は実の娘を前に名乗り出ることかなわず、 今生の分かれと相成ります。ピンと張りつめた、母娘を繋ぐ白い糸。 見事な演出…

杜の都

遠いとおい北国で自分の頭に描いたものが 出来上がる。なんとも不思議な みちのくの建築。 蜃気楼のように、まだ見えない柱や梁が立ちあがっていました。 現場での進み具合を見ながら そんな事を感じました。 どこかで見た懐かしいような。 でも夢の中で見た…

It's fine today

おひさしぶりに「ゆあさじゃない方」が更新です。ゆあさ先輩の出張先では台風とかゲリラ豪雨とかが起こる確率が高く、今回も降らせているとの噂です。 嵐を呼ぶ男なんでしょうか。嵐のメンバーになる気でしょうか。ひるがえって岡山「本日は晴天なり」空から…

内覧会開催

このブログ前回のおさらい→主題へ 開催しま〜す! ゆあさ

段々

敷地を測っております。 今回のプロジェクトはこの傾斜がテーマになりそう。 これは没になった案の基礎形状ですが 一つのコンセプトとして非常に有効でした。 地形に逆らわない基礎。 見えなくなる部分をデザインします。 ゆあさ

永六輔

民家をベースにした建て方が逆に景観を壊すんじゃないかと 思われる方もいらっしゃると思います。 が、しかし‥… 大角設計室の建物を住宅団地の角端っこに建てると 自然とバラバラだった住宅達が、 一つの集落のように引き締まり なかなか、いいかんじ。 あと…